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中は見た目と同じく広かった。
あ、
緋翠「部屋とかはどうなるんですか?」
玄瑞「部屋割りはこちらですべて決めましたよ。
私は家へ帰りますから晋作と九一、緋翠と栄太郎ですよ。」
……それは、なんというか…
緋翠「拒否権を、行使します。」
栄太郎「だめ。」
いや、だめって…
緋翠「だめも何も、一応、女なんです。」
栄太郎「いや。」
………………
緋翠「こっちが嫌です。」
栄太郎「むり。」
緋翠「一人部屋がいいです。」
栄太郎「だめ、いや、むり。」
…どうしたらいいんでしょう…
玄瑞「はあ…栄太郎。
緋翠も、それでお願いします。
あまり栄太郎の機嫌を損ねるのはよくないでしょう?」
たしかに、これ以上機嫌を損ねるのは少々面倒ですし…
緋翠「わかりましたよ…」
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