芹沢鴨と僕。

22/59
前へ
/188ページ
次へ
…争って欲しくないんでしょうね。 沖田は。 近藤も芹沢も好きだから争って欲しくない。 でも自分は近藤派。 だから悩んで迷っている。 これが灰の理由でしょう。 ですが、こんなことで悩み迷うならいつか心が壊れますよ? 今はまだ大丈夫でしょうが、もうそろそろ限界がくるでしょう。 触れれば一瞬で壊れてしまうぐらいに… 根が優しいほど心は壊れやすい… …あとは沖田自身の精神力でしょう。 にしても… 緋翠「ここ何処でしょう。」 立ち止まって周りを見渡しても誰もいない。 「誰だ、テメエ。」 …聞いたことのある声。 うわぁ、絶対アイツですよ… 緋翠「はぁ…。 久しぶりですね、新見錦。」 そう言って振り返れば、 新見「あー!! 緋翠!!」
/188ページ

最初のコメントを投稿しよう!

611人が本棚に入れています
本棚に追加