芹沢鴨と僕。

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やっぱり気付いてましたか… ですが、この嘘は貫かせてもらいます。 緋翠「女ではありません。 たとえそうであってもアナタには関係ありませんし、まずこんな所に入らないでしょう。」 山崎「…普通の女だったら、ね。 でも普通じゃあないでしょ?」 緋翠「…普通じゃないとはどんな意味があるんですか?」 山崎「んー…忍、とかね。」 緋翠「残念ながら、女でもなければ忍でもありません。」 山崎「そっかぁ。 そりゃあ残念だなぁ。 ……もし、忍だったら始末できたんだけど。」 始末、ですか… あまりいい響きではないようで…。 山崎「せやけどまあ…忍じゃなくても、女か確認出来ればいいんだけどね。」
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