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だが、普段から元不良総長の母親に鍛えられているオレには、すぐに打ちのめせる自信があった。
しかし、そのことが友達にばれてしまえば、怖がられて避けられてしまうのではと思い、今までずっと隠していた。
そしてこれからも出来る限り隠していきたいと思っている。
オレは友達二人だけでも逃げさせられられればすぐに倒そうと思った。
「光(ひかる)、恵(めぐみ)。
オレがこいつらを引き寄せるから、二人はその間に逃げろ」
「で、でも…」
「いいからっ。大丈夫、オレに任せて」
オレの出来る限りの考えで、二人を移動させるように仕向ける。
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