プロローグ

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その音に気づき、何人もの追っ手がやって来たが時すでに遅しだった。 すぐさま飛び立ち、たちまち小さな点となって宇宙へと消えていった。 「……ふう、助かった~」 藍が安堵のため息をついたが、父は厳しい表情のままだった。 「藍、これからが大変だぞ。 犠牲になった人達のためにも、これから行く星であの子達、 『戦士』を捜すんだ」 「……はい」 「それと体内にある“石”のことは、あの子達には言ってもいい。 だが、体内にあるということは絶対に誰にも言うな。 何処で誰に聞かれているか分からないからな」 「はい」 行き先――〈地球・日本〉
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