8人が本棚に入れています
本棚に追加
その音に気づき、何人もの追っ手がやって来たが時すでに遅しだった。
すぐさま飛び立ち、たちまち小さな点となって宇宙へと消えていった。
「……ふう、助かった~」
藍が安堵のため息をついたが、父は厳しい表情のままだった。
「藍、これからが大変だぞ。
犠牲になった人達のためにも、これから行く星であの子達、
『戦士』を捜すんだ」
「……はい」
「それと体内にある“石”のことは、あの子達には言ってもいい。
だが、体内にあるということは絶対に誰にも言うな。
何処で誰に聞かれているか分からないからな」
「はい」
行き先――〈地球・日本〉
最初のコメントを投稿しよう!