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「マスター!私もバインと同じような体型にしてくれ!」
葉樹の前に来てそう叫ぶニードル、バインはニードルの斜め後ろで麗らかに微笑む。自分の胸を見て、バインの胸に目を移し、羨望と妬みの視線を送るニードル。葉樹は少し悩んで口を開いた。
「戦闘の邪魔になるかも知れないが良いんだな?」
そう聞くとニードルは頷き、葉樹はニードルの胸と尻の肉付きを良くした。瞬間、ニードルの体は前に傾く。
(重い、こんなに重くて、足元が見えにくいなんて)
そう考えたニードルは前言撤回のために口を開く。
「マスター、やっぱり前の体型の方が良い」
その言葉を聞き葉樹はニードルを元の体型に戻し、バインに聞く。
「バインもスレンダーな方が良いか?」
すると、ポイズンの胡座に座ってるリーフを撫でていたバインが顔を上げ、思案しながら告げる。
「うーん、私はこのままでも良いわよ?ニードルみたいに機動力の要る戦い方じゃ無いし、元から持った体の扱い方は知っているしね」
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