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この日、葉樹は凍華に抱きつかれながら、怪人達と、氷の一団と共に廃ビルの屋上で陽向ぼっこをしながら微睡んでいた。今日の護衛は戦車の駒の女性で名前はリーズ、女性陣と仲良くなり、仲良く話し合っていた。
因みに戦車と言っても、チャリオットと呼ばれる戦闘用馬車である。この戦車は小型の馬車で馬の大きさと量、武装はその都度変わる。しかしこんな時に限って自称戦隊が出たと情報が入ってきた。
それによると、何者かと交戦中らしく、葉樹は凍華に抱きつかれたまま、木馬を作り出したニードルとブレード、リーズは葉樹の木馬に三人乗りで現地へと向かい、様子見のために全員でビルの屋上へ上がる。
そこには何時もの自称戦隊三人と、男が対峙して立っていた。男の容姿はGパンにTシャツを着ていて、髪は短髪で顔は凛々しい。その男は殺戮正義であり、葉樹はそれを察しながらも観察する。
自称戦隊と殺戮正義は何やら話をしているようで、不毛な話だろうと思いながらも葉樹は耳を傾ける。
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