対面する正義と正義

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そして、殺戮正義の拳を喰らい、搭乗者は上半身を失う。それと同時に戦車に氷の馬が補充され、再び速度が上がる、見ると搭乗者も修復され、体格は一回り大きくなっていた。 リーズは葉樹の傍らで、恐らくすぐに砕かれるであろうと告げる。葉樹はそれを聞き、今居る怪人達では力不足と判断して自分が出ると言い、凍華に離れてもらい、戦闘用の姿になった。 己の正義を盲信し、辺りを壊しながら地に伏せる自称戦隊に近寄る殺戮正義、不意に気配を感じ、彼は振り返った。そこに居たのは見るからに怪しい人物、言わずもがな葉樹である。 殺戮正義は警戒し、殴りかかって来た。葉樹はそれを右手で受ける、殺戮正義はそれに驚愕しながらニヤリと笑んで飛び退さり、葉樹の動向を窺っうが、葉樹はそれを無視して木の大剣を作った。 それを持って、殺戮正義の視界から消える葉樹、殺戮正義は焦らずに不動で辺りを警戒する。それによって右斜め後ろから振り下ろされた大剣を察知した。
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