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蔓は外されているものの、動きを封じられている殺戮正義は微笑みながら口を開く。 「それがお前の素顔か、そんな顔をするな、自らの罪だ、刑を受け止める覚悟くらい出来てる」 彼は死刑囚であり、二人の間には通夜のような空気が流れ、殺戮正義は連行されて行き、葉樹達は廃ビルへと帰って行った。それからしばらくして葉樹は凍華があまり外へ出ていないことに気付く。 葉樹は凍華と怪人達、そして氷の一団全員を連れて、前回訪れたデパートに向かう。前回のようなことにはならないだろうと思いながら、目的地に着き、総勢二十三人は解散し個別行動を取る。 皆思い思いに楽しんでいるようで、葉樹は凍華と手を繋ぎ、ウインターと共に店内を見回りだした。しかしそこに邪魔が入る。 「そこのお前達!その子をどうするつもりだ!」 三人称が振り向くと、そこには青年が三人、男二人と女一人が立っていて、声を上げる男に向かって、女の視線が熱を帯びていた。
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