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葉樹はビルの屋上へと飛び上がり、バイン蔓を伸ばし、信号機を経由して合体技を放とうとする赤いのの腕に巻きつける。それに赤いのが気付く前に蔓を引き、合体技の弾道を反らした。
隣の家は跡形もなく吹き飛び、その隣のビルの中程には大きな風穴が開く。バインは自分達が引き起こしたことに唖然とする青以外に蔓を伸ばし、首締めて気絶させる。そして警戒を露わにする青に向き直った。
青は水球を連射するが、その全てをバインはバラ鞭を一振りすることでかき消し、青の頬をバラ鞭で叩いた。
「くっ!」
叩かれた青は耐えるような声を漏らし、バインは何を思ったのかバラ鞭と蔓を操り、青の四肢に巻きつけ、持ち上げ、告げる。
「触手プレイは好きかしら?」
それはある意味死刑宣告だった。最初は意味がわからなかったが、その言葉を理解し震え、叫ぶ青。
「い、嫌だ!止めろ!止めてくれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
その叫びも虚しく蔓で口元を覆われて阻まれた。
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