勧誘

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数十分後そこにはスーツが破け、気絶してピクピク震える青の姿があった。おかしな性癖に目覚めてないことを祈ろう。バインは一度、蔓とバラ鞭のを消し、新しく生やす、そして黄色の体全体に巻き持ち上げた。 無事、葉樹の元へと帰り、バインは黄色を地べたへ寝かせ、人間体へと変わる。葉樹はどうしてこうなったと思っていたが、意識を切り替え、意識の無い黄色を見つめ、肩を叩いて起こした。 「うーん、僕はいったい…」 黄色の視界に、覗き込むようにしゃがんで写る一組の男女、黄色は驚きながら喋る。 「ひっ!ごめんなさい!」 体を起こし、ビクビクする黄色、葉樹はその様子を見て、黄色を威圧しないように優しく問う。 「安心しろ、取って喰いはしないから。お前は戦隊の黄色で合ってるな?」 黄色は落ち着きを取り戻したのか、葉樹達に向き直り口を開く。 「不本意ながらそうです」 その言葉を聞き、葉樹は頷いてさらに問う。
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