勧誘

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葉樹はそれを受け取り、調べながら告げる。 「お前には、異能力に目覚めた人々が通う魔人学園に行って貰いたい」 葉樹は学園の概要を青年に説明し、ほぼ裏方であるが就職も出来ると話した。青年はそれを快諾し、双方準備があると次会う場所と日時を決めた。葉樹は調べていた変身装置を返しながら口を開く。 「後からこれを壊しても良いか?この変身装置には発信機が仕込まれていてな、今壊せば感づかれる。魔人学園へ行く日まで持っていて欲しい」 葉樹の言葉に青年は驚きながら頷き、その日はお開きになった。 余談だが、強制触手プレイをされた青の映像を見て、皆が笑っていたのは言うまでもない。 そして約束の日、場所は駅、万が一のため人間体になった幹部三人を連れ、身支度を済ませた青年と合流し、目的地へと車で行く。そこは人気の無い廃ビルで、後込みする青年の手を引き葉樹は中へと入って行く。 そこにはポツンと扉がありそれを開くと、別世界があった。
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