勧誘

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「いや、今は様子見だ。」 そう告げる葉樹、それから一週間後、再び自称戦隊が現れた。葉樹は最初に作ったリーフとニードルを連れ、現地へと向かい、葉樹は何時ものように身を隠し、リーフとニードルは現場へと向かう。 そこには逃げ惑う人々とひったくりの物であろう壊れて燃える原付、そして、一人欠けた四人の戦隊が、個人攻撃をしながら原付の持ち主であろう座ったまま後退る人物に歩み寄る。 それを見たニードルはこのままでは死人が出ると思い、リーフに指示を出して駆け出す。ニードルの姿にいち早く気付いたのはやはり青で、他の三人に知らせて注意を向け、駆け出した。 その隙にリーフがひったくりを気絶させ、横抱きに抱えて避難した。しかし、ひったくりの容態は命に関わるような怪我は無いものの、思ったよりも悪い。リーフがそう思っていた時に、葉樹が現れた。 「警察にも救急にも連絡したから、安心してニードルに加勢してこい」
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