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葉樹は廃ビルの屋上で渡された資料を読んでいた。自称戦隊は正体不明で、名前や職業などの情報がほとんど無く、資料には能力と性格が記されていた。
赤、火を操る、よく言えば熱血、悪く言えば猪突猛進、人の話をなかなか聞かない。
青、水を操る、よく言えば冷静、悪く言えば冷酷、仲間や一般人が居ても躊躇しない。
緑、風を操る、よく言えば自由、悪く言えば無責任、手に負えなくなると投げ出すことも。
黄、土を操る、よく言えばおとなしい、悪く言えば引きこもり、自分の殻に閉じこもることがよくある。
黒、闇を操る、唯一まとも、でも中二病の気があり、普通のパンチでも技名があり、しかも長い。
その情報を読んだ葉樹は頭を抱えた。情報が少なすぎるのだ、しかも見た感じまともな人が居ない、そこで思いつく。
(そうだ、怪人の幹部を作ろう)
ここで葉樹の説明を、歳は十九、顔は普通で性別は男、能力は植物を操ることで、身に纏って鎧のようにする事も出来る。
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