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それを聞いて安心するリーフ、ちなみにポイズンは未だにリーフを撫でている。しかし、今のリーフの反応を聞く限りでは、作るのに失敗したのか自我があるようだった。近々怪人に昇格させようか?
そう悩みながら前を向くと、ニードルとバインがまだじゃれあっている。それはまるで、毛づくろいをしている成猫(バイン)にちょっかいを出す子猫(ニードル)のようだった。
まあ、その気持ち、わからなくもない。バインの体型が肉付きが良いの対し、ニードルの体型はよけいな肉がなくほっそりしているが、悪く言えば寸胴なのだ。
葉樹がそう考えていると、何かを感じ取ったのかニードルが振り向き。歩み寄る。その後ろにはバインも付いて来ていて、葉樹は考えていたことを感づかれたかと不安になった。
ちなみに、ポイズンは地べたに胡座をかいて座り、その上にリーフを座らせ頭を撫でており、葉樹は少し羨ましく思いながらこちらに向かって来る二人を待つ。
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