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時刻は深夜を過ぎた頃。
『ったく、航空駐車場の修理費で±0かよ。ただ働きさせやがって…』
レノスは、愚痴を垂れながらガンパウダーを調合していた。
ガチャリ!!
ドアが開かれ、マフィアの様な背広を着た男が入店してきた。
『残念だが、今日は閉店してんだ。明日の日中に御来店を…』
レノスがグラスに酒を注ぐ。マフィア風の男がゆっくりと口を開いた。
「仕事だ…。もちろん、本業の方のな…」
レノスの手がピタリと止まり目つきが変わる。
『内容は?』
レノスは酒を飲みながら、カウンターに腰掛ける。
男は内ポケットから写真と地図を取り出した。
「この娘が悪魔に狙われている。」
写真には、ショートカットの金髪女性が写っている、身なりから軍人…いや、傭兵か?
「ここまで護衛してほしい。」
男が指した場所は……
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