匿名の依頼

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『モ…モロッコ!?』 「そうだ。護衛が終わったら報酬を渡そう。」 『冗談じゃねぇ!あんな暑くて砂だらけな所に行ってられるか!』 レノスは、グイッと酒を喉に流し込む。 「敵の悪魔はガラモンの軍勢だそうだ…。」 『ガラモンだと!!』 グラスをカウンターに叩きつけたときには、すでに男の姿はなく依頼の写真と資料だけが残っていた。 (空港の悪魔もたしかガラモンの…) カウンターから降りるとレノスは、店の奥の隠し部屋の扉を開け中に消えていった。
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