PROLOG

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鎌を振り回し悪魔を切り捨てる。悪魔は次々と砂になっていく。 (敵の鎌なんて俺の趣味じゃないが切れ味はまぁまぁだな。) 『俺を狩りたいんだったら最上級悪魔を百匹くらい連れてきな。』 とっとと帰るために鞄を持つとうなり声があがる、まだ女の悪魔が残ってた。 「逃がしはしないよ!!誰かは知らないが生かしちゃおけない!!」 女の背中が裂け、何かの奇形体が出てこようとしている。なんかヤバそうだ。 レノスは急いで窓を破って外にでる。 轟音とともに航空機は真っ二つに崩れ、大型トラックほどの蜘蛛が現れる。 たぶん女悪魔の正体だ。 『うへぇ、俺は虫が大っ嫌いなんだよ!殺虫剤代わりにこいつをくらいな!!』 そう言うとレノスは腰に手をやる… (ありゃ?銃がない?しまった!丸腰だ!武器持ってちゃ空港は入れないから車の中に入れたんだっけ!) 『チッ、駐車場まで後退するかね!』 その間、化け物蜘蛛はこっちににじり寄ってくる。 レノスは持ったままの鎌を投げつけた。 怯んだ隙にレノスは駐車場と飛行場を隔てているフェンスを飛び越えた。
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