第壱章

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「ハイハイ。わかってるって」 「ハイは一回でしょ。お兄ちゃん」 「星々ちゃん今日はやけにハイテンションだね。ハイだけに」 「……全然面白くないよ」 いや、たしかに面白くない。 ちょっとだけ後悔。 「僕は依頼がきたらいっつもこんなテンションだよ。それと僕のことちゃん付けで呼ばないでよ」 「いつもそう呼んでるだろ。もう癖になっちゃったんだ。星々ちゃんが慣れるしかない」 「それなら僕のハイテンションにも慣れてほしいものだね」 まぁこんな感じで仲良くしてる俺達。 「それで話は戻るけど。なんで今さら七賢人が仕掛けたんだろう? しかも俺達を使って。依頼してくるならしてくるでずっと前にしてくればいいじゃないか」
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