第壱章

6/13
前へ
/170ページ
次へ
「そうだね。ただ単に邪魔になったからじゃない?」 「そうだったらいいんだけどね。邪魔になったからといってもずっと邪魔だっただろ」 正直俺達を巻き込まないでほしい。 「それかあれだね。気まぐれおこしてもう殺そ、とか思ったんじゃないの?」 なんて気まぐれだ。 「そんなに気になるんだったら本人に聞けば良いじゃん。番号も手に入ってるんだからさ」 「いや。この際理由なんてどうでもいい。俺は七賢人とは関わりたくないんだよ」 「んー……。僕は七賢人の方がマシだと思うけどね」 「そりゃそうだろ。俺は七愚人に、星々ちゃんは七賢人に似てるというかそのものというか、まぁそんな感じだからな」 「んー……ちょっと違うけどね。それに似てるとか言われたくないかな」
/170ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加