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「零我お兄ちゃん。花麟は毎回思うのですが、なんで表札にこんなこと書いてあるのでしょう?」
「俺にもさっぱり。星々ちゃんの考えは分からないよ」
星々ちゃんいわく。『んー? 七賢人対策だよ』らしいのだが。
隠れ家なのに表札ばっちり名前書いてちゃ意味ないじゃん。
依頼は電話のみっていうのは直接だと危ないからやってるのに、場所バレバレじゃん。
こんなことを思いながらドアノブをひねるのが日課だ。
「お兄ちゃん。普通にドアノブをひねって開けてますが……なぜ開くのでしょう?」
「ん? それもそうだね。星々ちゃんは無用心だな」
そう言いながら中に入っていく。
すると中には殺された星々ちゃんがいた。
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