第参章

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『星々ちゃんてさ』 『なに? お兄ちゃん』 『どういう死に方したい?』 『え? なになになに? いきなりどしたの?』 『いや。俺らだっていつか死ぬわけだけどさ。たぶん殺されるだろうけど』 『僕達は殺しても死なないよ』 『まあ、病気で死のうが寿命で死のうが殺されようがどうでもいいけどさ。どういう死に方がいいのかなって』 『寿命だったら僕が先に死ぬと思うよ』 『なんでだ?』 『僕の能力は人間が出来ていいものじゃないからだよ。異常なんだよ。だから死ぬのは早いに決まってる』
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