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「ぉ―――だ――」
(織田?)
「起き――ださ―」
(おきださ?なんだそれ?それにしても気分が良い…これが噂に聞く『最っ高にハイ』ってやつか?)
「違いますよ?って早く起きてください!」
(はぁ…起きるか…)
「あ!やっと目を開けた。ずっと声をかけてたんですよ?なのに全然目をさまさなかったんですからどうしたかと…」
「…」
「ん?どうかしましたか?」
「あ、あぁ。いや、なんでもない。」
「そうですか。良かった…」
「すまないが電話をお借りしたいんだが?いいか?」
「え?あぁ、はい。何するんですか?」
「いや。人様を誘拐した。痴女を警察につき出そうと…」
「や、やめてください!誘拐してませんし!ち、痴女でもありません!」
「いや、だって…」
(羽が生えてて布一枚ってどう見ても…)
「こ、これは神様なら普通です!」
(ん?この変態は心を読むのか…小五ロリみたいだな。)
「変態って言わないで!…はぁ、なんか疲れました。」
「そうか?俺は楽しいが?」
「そうでしょうね!」
「ところでさっき神と名乗っていたが、その自称神が俺に何のようだ?」
「そ、そうでした…あ、あの?おこらないでくださいね?」
「善処しよう…」
「うぅ…あ、あなたは死んでしまいました。」
「なぜ?」
「私のミスです。すみませんでした!」
そういって神?は土下座をした。
(ふむ。死んでしまったのか…未練はないが自分が死んだという実感は……あぁ、あるな。少年を助けて車に跳ねられて。で、死んだか…ふむ。恋愛小説の主人公のようだな。しかし、なんで恋愛小説の主人公っていうのは、あんなにモテるんだ?なぜだろう?)
「あのー?」
(はぁ…俺もモテてみたいな。)
「あの!」
「ん?どうした?なんか良いことでもあったか?」
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