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そして、生徒会長の話が終わった辺りで私はおもむろに立ち上がる。
「フハハハハハハ!! 前座ご苦労であった生徒会長!」
シン、と静まり返るホール内。何だかよくわからないが冷える空気。同学部同学科同学年の人間は「またか……」と頭をおさえている。が、生憎私は都合の悪いことは極力スルーすることにしている。
「私の名はイツキ・リュード! 今からこの新入生歓迎会、乗っ取らせてもらう!」
そう意気込み、愛刀(プラスチック模造刀)をハイな気分で振り回しながら私は一年を一瞥した。我がパーティに相応しそうな一年を見つけるためだ。
もちろん気づいているとは思うがこの時点で一年はどん引きである。それを緊張しているのだと決めつけて私は品定めをした。
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