出逢いの連鎖

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年明け早々、優那さんからFAXが届いた。 『明けましておめでとー! 今年からヨロシク(笑) 先日は楽しい時間をありがとう! 近いうちに、飲みませんか? 旧友3人呼んでます! ちなみに皆にはカムアウト済みだよん♪』 丁寧にイラスト入り。 本人同様、分かりやすく明るい文章だわ。 …いや、てか。 もしや私のこともカムアウト済み?! そりゃあ楽だけど、お友達はビアンなの? そんな状況でノンケ女子に会うのは初なんですが… ま、優那さんの友達ならば気兼ねなしのイイ人達だろうし良しとしよう。 …と思い込もう… 『明けましておめでとうございます。 お誘いありがとうございます。 喜んで参加いたしまっす♪』 とりあえず簡潔に返信したところで、すぐに電話の着信が入る。 チョビっとだけビビり入ったのは置いておき、相手はもちろん、優那さんである。 『夏樹ちゃーん?今大丈夫?』 「大丈夫ですよ。FAXありがとうございます」 『こちらこそ~♪で、早速だけど夏樹ちゃんがビアンてことも友達には言ってあるから、気を使わないで良いからね』 ……やっぱり。
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