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「とりあえずビールでいいかな?」
席に着くと早速、顔馴染みの方が御酌。
でも、その6人程の席の半分は知らない顔だった。
また随分、書き手さんが増えたのね。
「ありがとう。いただきますます」
と同時に一気。
「いやー相変わらず、夏樹さんは男前だねぇ」
いやいや、コップ小さいし…てか、ほとんど皆様酔ってらっしゃる?
どんだけスピード早いの?
どんだけ、ここって楽しい場所なの?
最初は気後れしたものの、アットホームな空気感に後押しされ、ちょっとばかり人見知りな私も少しずつ周りに馴染み始めた。
「え?夏樹さんて埼玉なの?」
酔った弾みでプライベートな話に食い込んだとたんに、同席していた私よりも少しばかり歳上に見える初対面の方が反応を示した。
「あ、私、今回漫画原稿で初参加したペンネーム『優那』っていいます。私も埼玉なんだ!住まいどこ?私も飲んべぇだし、今度近場で一緒に飲まない?年明け早々にどう?」
優那さんの第一印象は『よく喋る姉さん』だった。
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