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「まぁまぁ、そういう訳ですので、生き返らせることは出来ませんが、本来なら消却の業火に焼かれて記憶を消すところ、記憶を持ったまま転生をいたしました。」
焼却と消却をかけてるのか？いや、考えすぎか。
「質問。」
「なんですか？」
「ぶっちゃけ前世の私はどうなったんですか。」
「黄泉行きの電車に乗った時点で肉体は消滅してしまったので、行方不明、ということになりますね。」
「最悪だ……！」
きっぱり死んだことが分かればまだ良かったものを、まさか行方不明とか一番後腐れ悪いじゃないか。生きてる方も死んでる方も。
「まぁ、しょうがないわな。」
「そうですね。割り切った方が良いですよ。」
「オメーが言うな元凶。」
そんなこんな、納得いかないことも多々ある中、私はセカンドライフを歩むこととなったのだった。
「………やっぱ納得いかないんだけど。」
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