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由紀さんには由紀さんの、お務めがあります。
きちんと…お見合いを……してください。
「私は……私の命がある限り、由紀さんをお守りしますから」
「……傍に居てくれなければ、…意味がありません!」
私は章介さんの傍に居たいんです!
お見合いなんか!
…して、しまったら…!
「傍にいてくれるって…章介さん…言ったじゃないですか!!!」
絞り出すような声は、はっきりと涙を含んでいて。
由紀は掴まれた手首を振り解こうと、身をよじる。
「います!傍に…いますから」
お話を…お受けになっても、……私はあなたの傍に、おりますから。
一生、おりますから。
だから。
解らないことを、言わないでください。
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