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甘さに甘えて(たぶ恋/鷹野〓)
雅は。
何か言いたげに、チラチラと視線をよこす凱司を、気にしていた。
「………なに、か…?」
「………いや…」
本格的に降り出した雪に、ちゃんと家まで送ってくれた佑二。
時間は、それから数十分。
「………佑二の、髪…」
「か…髪?」
「…上げさせた、のか?」
「え、な…なんで知ってるんですか!?」
悪い悪戯がバレたかのように、びくりと身をすくめた雅を。
凱司は、手招いた。
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