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圭「….…懐かしいなここ」
俺は泣き止んで久々にこの付近を散歩していたら優子と小さい頃に遊んだ小さな丘にきていた。
圭「そういえば約束したっけな」
8歳の頃
優「私、花大好きなんだ!」
圭「優子が好きなら僕も大好きだよ」
優「じゃあ私達が好きな花で一杯にしょうよ!」
圭「うん!わかった約束だよ」
優「わかった」
圭「本当に懐かしいや……よし!やるかな」
それから俺は花の種を植え始めた
いくつもの種をあの丘に浮かべて綺麗な花を敷きつめてあげる。
早くこの場所を見つけて欲しい。
そして俺の気持ちも見つけて欲しい。
ここで眠って
「おはよう圭太(笑)」
そう言って起こされるのを待っているから
いつでも君の笑顔に揺れて太陽の様に強く咲いていたい。
約束を果たしても優子にこの想いは届かないとわかってる。
それでもいいから会って優子に俺の気持ちをちゃんと伝えたい。
前に進む為に
会いたい気持ちが溢れて胸が痛くなる。
痛くて、痛くて壊れそうだから、
このささやかな願いすら叶わないなら
せめて枯れたい
end
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