せめて枯れたい

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それからしばらくして 圭「優子さ?俺がお前に告白したらどう思う?」 優「え?うーん…罰ゲームなの?って思うかな(笑)だって絶対にあり得ないでしょ?」 圭「…まぁ、そうだよな」 そんな話をした後で 優「あのさ相談したい事があるんだけど」 圭「何?」 真剣な表情でそう言われたから俺も真剣に聞いた。 優「私好きな人が出来たんだ」 圭「え?」 優「告白された事はあるけどした事ないからどうすればいいかわかんなくて…どうすればいいかな」 優子は明るくて可愛いからクラスだけじゃなく学校中の男子から人気でよく告白されていたけど、いつも断っていたのは知っていた。 けど優子から 「好きな人が出来たんだ」 そう言われた俺の胸は痛みだした 俺は無理して、 圭「優子らしくないな…自分の気持ちがはっきりしてるならその気持ちを伝えてこいよ」 そういった。優子は笑って 優「そうだよね…ありがとう圭太伝えてくる!(笑)」 そう言って優子は好きな人に告白した。その後でその人と付き合ったと聞いた。 まだ優子が好きだからショックだったけど無理しておめでとうといった。 そんな俺の胸が痛くて、痛くて、壊れそうだから優子が好きな気持ちがかなわぬ想いならせめて花のように枯れたい! そう思っていた。
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