♯4

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机の横にカバンをかけ、中から取り出した本を開いたとき 「ねえ、隣座っていい?」 不意に左から声をかけられ、 顔をあげると 「他の席…あんまり気に入らなくてさ」 逆光のせいで全身の輪郭が金色に輝いている西島君がいた。 『あ、うん…いいよ?私もあっちの席に座る勇気なくて』 「ははっ、だよな!さすがに先生の目の前で勉強するほど真面目じゃねーし」 私の返事に安堵した様子の西島君が笑って席につく。 てか…私に許可とる必要あったのかな 不思議な西島君の行動に 笑みがこぼれてしまう。
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