♯4

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そして私は再び手元の本に 視線を落とした。 ……はずなんだけど。 (絶対…見てる………) 視界に入る彼の顔は…… 確実に私を見つめてる、気がする。 見てませんように、と淡い期待を胸にちらっ、と目を向けてみると 頬杖をついてこちらを見つめる西島君と完全に視線がぶつかった。 一瞬、息ができなくなったのは 彼の瞳があまりにも澄んでいたせい――………
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