鍋にはご注意を

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ミソギ「冬だ」 ユキト「コタツだ」 ユイ「…鍋だ」 ミソギ「という訳で鍋パーティ…もとい忘年会を開こう」 ユキト「やっぱり冬と言えば鍋物ですよねぇ」 ユイ「…おでん、すき焼き、湯豆腐は最高」 ミソギ「その通りっ。という訳で色々具材を調達したいんだけども…」 ユキト「あー…」 ユイ「…砂漠じゃ魚も釣れない」 ミソギ「…だよねぇ…」 ユイ「……」 ユキト「艦内のプラントだと、せいぜい人工肉しか生産出来ないですからね…」苦笑 ミソギ「近くのコロニーに行けば人工養殖じゃないのがある筈…」 ユキト「この近くにあるのは…あぁ、丁度『コロニー・フレデリカ』が北西の方角にありますね。どうします?」 ミソギ「よっし。レーティア、北西方角に進度1700!」 ユキト「野菜分が欲しいですね」 ユイ「…羊」 ユキト「えっと…今なんて?」 ユイ「…だから羊」 ユキト「な ん で 羊」 ユイ「……?」 ユキト「や、そんな不思議そうな顔されても」 ~~~~~~~~~~~~~~ -コロニー・フレデリカ- ユキト「意外と早く着きましたね」 ミソギ「途中からネクスト全機にV.O.Bを接続して追加ブースターとして使ったからね♪」 ユイ「…羊」 ユキト「貴女はいい加減、羊から離れましょうか…」 ミソギ「牛に豚に鳥に…あれは馬かな?」 ユキト「野菜類も豊富ですね。美味しそうなトマトがなってます」 ユイ「……」 羊「……」 山羊「メェ゙~」 ユイ「…!?」ビクッ ミソギ「山羊か…クリームシチューも捨てがたいな」 ユキト「トマトみずみずしいです、美味です、絶品です」 ミソギ「付け合わせにさっぱりとしたトマトサラダ…」 ユイ「…おぉ。高い」 ミソギ「馬…馬肉鍋にするか」
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