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「遅刻だ~!」
よっ俺は『十六夜・神夜<イザヨイ・シンヤ>』16歳。
俺は今走ってんだ、学校に遅刻しそうになるからさ。
「神夜~!」
後ろから声をかけられ立ち止まり振り向く、そこには俺の親友『十月・時雨<トウツキ・シグレ>』がいた。
神夜「よ!どした?珍しいな」
時雨「目覚ましかけ忘れてさ~!お陰で遅刻だよ」
遅刻で思い出し腕時計を見る。
神夜「……こりゃ完全に遅刻だわ、しゃぁねぇ、ゆっくり行こうぜ」
時雨「おう!」
俺と時雨はならんで歩く。
時雨「あ!神夜危ない!」
神夜「へ?ゴァ!」
俺はゴン!と音をたてて電信柱に当たる。
最悪なことに左側にあった。
時雨「大丈夫か?」
神夜「平気平気!」
その時ハラリと付けてた眼帯が落ちた。
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