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神夜「…そう…か、すまない」
龍一「いいんだ、俺はあいつが元気だと思えるならそれでいい。
ところで店を出すんだろ?この世界には地球の料理が無いんだ、それに和服もないし。
地球の物をこっちで売ったらどうかな?」
龍一が言った途端、俺は目を瞑って知識を探る。
確かにこの世界には地球の物がない。
目を開けて時雨を見る、時雨も同じ事をしていたようだ。
時雨「決まりだね」
神夜「あぁ、サンキューな龍一、お前の提案、採用するぜ」
龍一「役に立てて良かったよ」
時雨「そう言えば龍一はどうやって死んだの?俺達は鉄骨で死んだんだけど」
龍一「あぁ、それ?俺は学校の通学途中にマンションがあんだ、そこの下を通ってたら鉢植えが落ちてきて運悪くガシャン!って」
鉢植え……。
神夜「微妙に痛いだろ?それ?」
龍一「俺の場合なんにも感じずに死んだからなぁ、よく分かんねぇや」
その後も家族の事とか友達、部活とか色々話した。
三時間位経って時計を見れば午前1時。
龍一「うわ、もうそんな時間か?通りで眠いわけだ」
そう言って欠伸をした。
龍一「んじゃ、俺部屋に戻るわ、お休み~」
部屋を出て行く龍一を手を振って見送った。
神夜「俺等も寝るか」
時雨「だね」
その後俺等も寝た。
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