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虎松「今晩は~」
?「あら~今日も来てくれたの?」
この人はバイト先の佐々木さん、いつもお世話になっている
虎松「もちろんですよ、生活もかかっていますから。」
佐々木「大変ねぇ~奈央ちゃんと2人暮らしだもんね~」
虎松「もう慣れましたから」
佐々木「それじゃ、始めよ~かね?」
虎松「はい」
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佐々木「虎ちゃ~ん、こっちのレジおねが~い!」
虎松「は~い」
佐々木「この荷物をおねが~い!」
虎松「は~い」
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佐々木「それじゃ、先に上がるね、虎ちゃん」
虎松「はい」
虎松はいつも学校から帰ってきて夕方19時から夜の22時までコンビニのバイトをしている。
虎松「いらっしゃいませ!」
虎松(母さん、ボクはどうすれば、母さんの約束を果たしたいだけど奈央の心配もあるから・・・)
虎松(母さん・・・)
・・・・・・過去・・・・・・
ワー!!ワー!!
虎松がシニアの時
健太「あと1人で優勝だ!」
監督「タイム!タイム!健太大変だ~!!」
健太「どうしたんですか?」
監督「お母さんが倒れたんだ!」
健太「えっ!?」
監督「今すぐに病院へ行くんだ!」
健太「しかし・・・」
監督「優勝なんかよりお母さんの方が大事だ!!」
健太「分かりました!!」
健太は慌て、球場裏に止めてあったタクシーに乗って病院へ
・・・
運転手「早く行くんだ!お金は取らないから!」
健太「ありがとうございます!!」
健太は苦しながらも全力疾走で母がいる病室へ
健太「お母さん!!お母さん・・・?」
健太が病室に入った時には手遅れだった。
父「母さん・・・」
奈央「お母さん!!」
父、正和と奈央は泣いていた・・・
虎松「ウソだろ・・・約束したじゃないか甲子園に行くって!!」
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虎松「んっ?倉庫で寝ちゃったか・・・」
店員「虎松く~ん!レジ~!」
虎松「すいません、今いきます!」
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