2

9/14
前へ
/192ページ
次へ
「あ、亜梨紗…」 キャラメルラテの入った容器を振りながら備え付けのテレビを見ていた彼女を、震える声で呼ぶ。 「ん?」とこちらを見た亜梨紗に外の人を指さして見せる。 「あの人…」 動揺しすぎて、単語でしか説明できない。 でもわかってほしくて手で何回も彼を指さす。 すると、 「神崎涼(かんざきりょう)がどうかしたの?」
/192ページ

最初のコメントを投稿しよう!

129人が本棚に入れています
本棚に追加