夫婦

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ユスティニアヌス「ふぁ~あ……」 テオドラ「どうしたんだいアンタ?また寝不足かい?」 ユスティニアヌス「あ、テオドラちゃん。うん、そうなの。『眠らない皇帝』は辛いね~」 テオドラ「ア、アタイに『ちゃん』なんて付けるんじゃ無いよッ!!は、恥ずかしいじゃないかッ……//」 ユスティニアヌス「良いじゃないか別に。夫婦なんだしさ~」 テオドラ「け、けどアンタだって外聞ってモンがあるだろうさ!?//」 ユスティニアヌス「大丈夫だよ~、きっとプロコピウスが上手い具合に歴史書に書いてくれるさ~」 テオドラ「アンタそう言って、ヤツに昔ボロクソに書かれたのを忘れたのかい!? アタイまで悪口書かれたんだよ!?」 ユスティニアヌス「あれ~?そうだったっけな~?最近寝不足だからな~……」 テオドラ「もっとシャンとしなよ!!アンタ皇帝だろう!?」 ユスティニアヌス「テオドラちゃんはしっかり者だなぁ」 テオドラ「当たり前だよッ!!アンタと付き合ってればこうにもなるさねッ!! あと『ちゃん』を付けるな!!//」 ユスティニアヌス「相変わらず手厳しいなぁ~。テオドラちゃんは。 でもそういう所も好きだなぁ、ぼかぁ」 テオドラ「ふぐぅッ!?!?////」 ユスティニアヌス「あれ?テオドラちゃんの顔真っ赤じゃない。 ……もしかして照れちゃった?可愛いねぇ~」 テオドラ「……ぅぅぅううううううるさいッ!!!!サッサと死ね!!!!」 (バキィッ!!) ユスティニアヌス「ぐへッ」 (ドサッ) テオドラ「……はぁ、はぁ……//」 ピョートル「……………」 (ジー) テオドラ「…………ッ!?//」 ピョートル「……おぉ~」 (パチパチパチ) テオドラ「なッ……!?何で拍手なんてしてるんだい、アンタは!?」 ピョートル「いやぁ、面白い夫婦漫才を観せて貰ったと思ってサ……」 テオドラ「違う!!!!//」
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