始まり

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ピョートル「なぁ、ナポちゃん?」 ナポレオン「何だ?我輩が貴重な時間を割いて答える程の質問か?」 ピョートル「ヒゲ面ってさぁ、どう思う?」 ナポレオン「ふ、我輩の質問には無視か……。だが良かろう、我輩の辞書に『無回答』という言葉は無い!!答えてくれるわ!! ヒゲは無い方がスマートで良いよね!!我輩みたいに!!」 ピョートル「ナポちゃんもそう思う、か……。 ……よしッ、決めた」 ナポレオン「どうした?まさか、長いヒゲをした者に『ヒゲ税』を取る気では……」 ピョートル「いや、ヒゲ無い方がモテるかなって」 ナポレオン「あ、そういう事?」 ピョートル「今度さ、合コン行くんだよね」 ナポレオン「どこへ!?!?」 ピョートル「何だい?ナポちゃんも来たいのかい? けど残念ながらメンツはもう一杯で……」 ナポレオン「そういう事を聞いているのでは無ァァァい!!!!」 ピョートル「あ、違うか?」 ナポレオン「違う!!大体、貴様は皇帝のクセに合コンなどと……」 ピョートル「いや、ナポちゃん。合コンとは戦争だよ」 ナポレオン「ハァ!?」 ピョートル「素敵な女性と出逢う為、必死で自分を磨いて他のメンズと好みの女性を巡って競い合う……。 戦争じゃないか!!!!」 (バーン!!) ナポレオン「いや、そんな自信満々に言われてもだな!?」 ピョートル「しかも今回の女性陣にはなんと、オランダ人が居るそうじゃないの……。 ―――負けられない戦いが、ここにある。」 ナポレオン「貴様はホントにロシアの皇帝か?」
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