哲学的

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マルクス「……う~む」 ナポレオン「何だ何だ、また貴様は難しい顔をして考え事か?」 マルクス「……う~む」 ナポレオン「我輩は無視か。というか貴様は何を見て悩んで……」 マルクス「……うむ、やはりこう言う体位の方が良いか……」 (ペラリ) ナポレオン「エエエエエエロ本!?!?」 マルクス「……む、何だね君は。小生の有意義なる夢の時間を阻害しようとでも言うのか?」 ナポレオン「するともさ!!貴様はこんな所でエロ本なんぞ読みおって、恥ずかしいとは思わんのか!?」 マルクス「いや全く」 ナポレオン「真っ向から否定された!?」 マルクス「むしろ己の欲望のままに生きるのは、人生の長さを制限された人間にとって不可避なのではないか?」 ナポレオン「要するに貴様、性欲を抑え切れないだけだろう!? ムダに小難しく言うな!!!!」 マルクス「何を言う。小生は己の心を支配しようと頭を擡げる欲望と日々戦っている」 ナポレオン「連戦連敗ではないのか」 マルクス「いや、小生は偉大なる父上の遺言をしっかりと守り……」 ナポレオン「……遺言?」 マルクス「そうだ。幼き小生に父上が残した金言……。 『BL、ダメ、絶対』」 ナポレオン「どんな遺言!?」 マルクス「む、これはれっきとした事実だぞ。今でもよく覚えている。 父上が優しい声で、当時八歳だった小生に諭し……」 ナポレオン「八歳の子供に何と言う事を教えているのだ!?!?」 マルクス「お陰で小生はハドリアヌス帝に掘られる事はあっても、こっちから掘る事は無かった……。 やはり、気持ちが良いのはどっちかというと女性の○○○」 ナポレオン「止めろぉぉぉ!!小説が規制に引っ掛かるぅぅぅぅぅ!!!!」 (ガシィッ!!) マルクス「ムグ!?止めろ、離せ……。 ……ハッ!?まさか小生を掘る気か!?止めろ!!小生はもう女体にしか興味は無いのだ!!!!」 ナポレオン(古代ローマ人が好色だというのはシャンポリオンから聞いた事はあったが……。 ここまでとは、恐るべし、ローマ帝国!!!!)
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