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車に真人を乗せ病院に向かう。
雨が降り出してきた。
駐車場から真人を抱っこしなきゃ。しんどいな。
里沙は段々と重くなっていく真人の事をボンヤリと思いながら車を走らせた。
病院に着くと雨は本降りになっていた。
駐車場から病院の入口まで何で屋根がないのよ!
怒りを覚えながら、真人にレインパーカーを着せていると
「大丈夫ですか?手伝いましょうか?」
振り返ると傘を持った女性が立っていた。
何なのこのおばさん?
真人がぐずる為、レインパーカーを上手く着せる事が出来ない里沙は苛立っていた。
「大丈夫です。」
一言だけ女性に言い放った。
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