-始まりの銃声-

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  「……で、アイツで間違いねぇんだな?」 「あぁ、その点は抜かりない」 南波は愛銃でもあるM40A3をしっかりと構え、そして窓ガラス越しに見える男に照準を定めた。 南波は狙いを外さないように、それだけを頭に置きながらゆっくりと引き金を引く。  ……が、引き金を引いても弾は撃ち出されない。  暫くの静寂。 「……川下……弾、入れ忘れた場合ってどうすれば良いと思う……?」 「……あーうん、入れ忘れねー…………。馬鹿かお前はぁ!」  
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