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誰だか解らないけど、僕を呼んでいる
それは懐かしい声で
苦しい、痛い
全身が鉛のように重い
ねぇ…そっちは安らげる?
僕は必死に手を伸ばす
まるで吸い込まれるように
終わりにしたい
もう、疲れた
どんどん僕は誰かの手に吸い寄せられていく
これで、いい
これで……いい?
僕は小さな何かを感じた
このまま……そっちにいってもいいの?
頭が混乱していく
「こっちにくれば何もかも忘れられるよ」
僕を誘う声がいう
そうだよ
忘れられるんだ
だけど―
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