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『―〇』
何処からか違う声が聞こえる
『〇〇』
僕の名前を呼んでいる?
その声に…愛おしさを感じた
声のする方を見る
一筋の光
それはまるで星のように小さいものだけれども、強く瞬いている
重い腕を持ち上げる
「〇〇、こっちだよ」
最初の声の主が僕を引き戻そうとする
それに、恐怖を感じた
駄目だ、そっちに行ってはいけない
僕は愛おしい声に向かって必死に手を伸ばす
『〇〇、〇〇―』
「〇〇ハヤクオイデ」
『イキテ、生きるの、〇〇!!』
愛おしい声の主が僕を包み込む―
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