3/5
前へ
/10ページ
次へ
『―〇』 何処からか違う声が聞こえる 『〇〇』 僕の名前を呼んでいる? その声に…愛おしさを感じた 声のする方を見る 一筋の光 それはまるで星のように小さいものだけれども、強く瞬いている 重い腕を持ち上げる 「〇〇、こっちだよ」 最初の声の主が僕を引き戻そうとする それに、恐怖を感じた 駄目だ、そっちに行ってはいけない 僕は愛おしい声に向かって必死に手を伸ばす 『〇〇、〇〇―』 「〇〇ハヤクオイデ」 『イキテ、生きるの、〇〇!!』 愛おしい声の主が僕を包み込む―
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加