羊執事 2
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「さあ行きましょ♪」 私の心内ツッコミを無視し、羊はそう言って私に後ろに乗るよう促した。 「…」 「早く早く♪学校遅れちゃいま…」 「うるさーいっ!今日は歩いて行くわ!放っといて!」 そう言うと私はアホな格好の羊を置き去りにして走り始めた。 「…行ってらっしゃいませ」 切ない顔をして羊が見つめてくる。ウルウルの瞳に吸い込まれそうになる。 「…あーもぅ、行けばいいんでしょ!」 私は観念せざるを得なかった。
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