羊執事 1

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私は躊躇いながらドアを開ける。執事がやってくれる仕事も今は私がしているからだ。さぁ、散々待たせたお詫びにこき使ってやろう…。そう思っていた。 ガチャ …そこに、モコモコの生物が立っていると分かるまでは。 「あ、ども…」 汗をアイロンのかかったピッシリした白いハンカチで拭う…羊? …よりによって羊?…執事でなくて? 「あ、ワタクシ今日からここの執事やらせて頂きます」 …はっ?今何とおっしゃいました? 「だーかーらー、執事ですっ!」
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