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｢さぁ 手を出せ
俺がお前をさらってやる｣
これが 彼との出会い
僕は 人じゃない…
僕は 人の川を被った怪物
いや 皆は 神様っていう
だけど 僕は そうとは思わない
だって 僕は 人を操れる
人は 僕を天狗と呼ぶ
｢お前は 神様の力を持っているんだぞ
だから ここを出てはダメだ｣
父さんは いつも そう言って 僕を部屋に閉じ込める
暗い 僕しかいない 部屋
光がない
僕は ずっと この部屋に閉じ込められていた
｢父さん…外にだしてください｣
そんな ことが 僕には 言えない
父さんは 俺のためと 言っていた
父さんのいうことは 絶対だ
｢そんなわけないだろ｣
彼は そう 呟いた
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