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「さてと、さっそくだけども…まだこの時期じゃどこも人がいないんだわなぁ。ましてや雨の多い季節、みんな家に引き込もってらぁ」
タブレット端末を見ながら考え込む。
「誰かの家に上がり込んでってのもなぁ…」
そう言うと少し考えたのちに
「お前の死んだところで立って…」
「嫌です。」
「即答かよ!仕事選んでちゃ転生の時に困るぞ。」
そう言いながら、タブレット端末に目を落とす。
「お、お前彼氏がいたのか。」
その言葉に少しばかり同様を隠せない。薫はにやりと笑い。
「うっし!そいつん家に会いに行くぞ。」
「ちょっっ!ちょっと待ってください。」
けれども強引に引かれる手をふりきれず、引っ張られるままそこをあとにした。
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