第二話

4/6
前へ
/17ページ
次へ
「さてと、さっそくだけども…まだこの時期じゃどこも人がいないんだわなぁ。ましてや雨の多い季節、みんな家に引き込もってらぁ」 タブレット端末を見ながら考え込む。 「誰かの家に上がり込んでってのもなぁ…」 そう言うと少し考えたのちに 「お前の死んだところで立って…」 「嫌です。」 「即答かよ!仕事選んでちゃ転生の時に困るぞ。」 そう言いながら、タブレット端末に目を落とす。 「お、お前彼氏がいたのか。」 その言葉に少しばかり同様を隠せない。薫はにやりと笑い。 「うっし!そいつん家に会いに行くぞ。」 「ちょっっ!ちょっと待ってください。」 けれども強引に引かれる手をふりきれず、引っ張られるままそこをあとにした。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加