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ここで少し異変に気がつく黒いローブのそれは、私の胸元くらいにしか背丈が無かった。そんな事を考えているとローブの中から声が聞こえてきた。
「この度は御愁傷様です!」
一瞬呆気にとられた。明るくハキハキとした言葉で、そんなことを言われるとは思ってもみなかったからだ。しかも、声が幼い。
「あれ?どうかされました?」
更にローブをはずすと幼い少女が顔を出した。思わず床に経たりこむ殺気までの恐怖は無くなり腰が抜けてしまった。
「大丈夫ですか!?お腹でもいたいんですか!?いま、お薬探しますね!」
そう言いながらローブの中からポーチを出す。背中を向け中を探す彼女に言葉をかける。
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